ペットの弔いに関する歴史やお墓の作り方について

ペットを人のように弔い、埋葬する歴史は非常に古く、古代エジプトでは飼い主と共にミイラ化させて埋葬した記録が残っています。故人を弔う宗教的死生観は人類の歴史と共に育まれたとされていますが、ペットについても例外ではありません。飼い主にとっては家族の一員なので、人と同じように弔うのは当然と言えるでしょう。しかし、人とまったく同じ扱いで弔うようになったのはつい最近のことです。

それまでは自宅の敷地内や、人があまり訪れない空き地に埋めるのが普通でした。動物の亡骸をそのまま埋めるのは衛生面での問題があると周知されたことにより、ペットの火葬が一般的になったと言えるでしょう。人のように火葬を行うなら専用のお墓も用意したいと考える飼い主が増加したのは紛れもない事実です。お墓作りに関する法的な規制はありません。

どのようなデザインのお墓でも作ることは可能ですが、寺院や自治体によっては大きさなどを理由に設置を断る可能性は否定できません。ペットのお墓をしっかりとした墓石で作るなら、専門の会社に任せるのが賢明でしょう。自宅の庭など常に目が届く所に埋めるなら簡素な作りでも問題はありませんが、専用の霊園のように頻繁に訪れるのが困難な所では墓石を置かないと場所が分かりません。家族の一員を弔った場所を忘れないためにも、丈夫で長持ちするお墓を作るのは飼い主の責務と言えます。

費用については墓石の材質や大きさ、加工の手間などの要因で変わることから一概には言い切れません。情報を集めたうえで慎重に判断する姿勢が求められます。

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